先日の転職相談者とのやり取りをご紹介したく思います。
年齢は40代後半で勤続25年の方の相談は
「将来が不安」「給与が上がらない」のでどこか良い会社を紹介してもらえないか?
でした。
問題はコロナ禍での経済環境、企業の収益力低下に不安を感じているようでした。一方で業界の状況、可能性の中で自身の強みをどう活かすかの分析整理がされておらず業界、企業環境の悪化だけが問題で将来、自身のキャリアをどう磨き発揮させるかの検証がされていないことが最大の問題です。
コロナ禍の時代だからこそ、将来を描く想像力が大事だと思います。
将来を考える力を身につけることは、自らの人生を考えることからが始まりです。
先ずは業界、求められる仕事、やりたい仕事の情報収集を行い自身のキャリア目標をまとめる、それをキャリアアドバイザーと論理的な会話を試みてすり合わせながら修正整理につなげる。
大事なのは人の考えや価値観に触れて共感したり、自分との違いを気づいたりすることと思う。
経験値から安易な考え、固定観念が次のステップにブレーキをかけていることが少なくないの思う。
文/島崎淳 (Jun Shimazaki)