今年の新入社員は「さとり世代」と呼ばれる、欲がない世代のようです。
特徴として「旅行に行かない」「無駄遣いをしない」「熱くならない現実派」などが挙げられています。
この世代はバブル崩壊後に生まれ、不況の日本しか知りません。またデジタルネイティブなので情報収集が得意で、携帯電話、パソコン、タブレットなどITに興味関心が高い傾向があります。また自分のライフスタイルを尊重し、仕事とプライベートのバランスを取りたいという思いが強く、そのため物を欲しがりすぎず、贅沢品に関心を持たない。YouTubeやネットフリックス、アマゾンプライムなどのコンテンツで楽しめる「さとり世代」は、外に出なくても家で十分に楽しむことができます。自分の興味・関心が強い分野にはむしろ投資をし、充実した生活を送るためにお金を使います。
一方、アパレルへの投資は2024年の家計調査で、服への消費支出が2年ぶりに増加になった。物価上昇の中、使える予算が同じであれば買い上げ点数を減らし、少し価格の高い上質な服を選ぶ傾向が強まっているようだ。またセール販売は不調で在庫を適正化し、可能な限りプロパーで販売する方針の転換を各社が敷いているようだ。新製品を欲しいと思ったときに買う購買傾向のようだ。アパレル業界も新たな仕掛けで「さとり世代」に興味を持たせ購買意識を上げることを期待したい。
文/島崎淳 (Jun Shimazaki)