転職に学歴って必要ですか?

- アパレル業界ニュース -
2015年05月25日

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転職活動を行う中で採用者側が重視するのはどのような点でしょうか?学歴?資格?経験?スキル?人間性?転職活動であなた自身を最大限アピールするポイントについて考えてみましょう。

1.転職に学歴は求められるのか
業種や職種によりますが、学歴が転職に有利に働く場合はもちろんあります。たとえば、総合商社、金融や保険、教育、コンサルなどの業種では特に学歴を重視する傾向があります。逆に、IT業界や小売業、レジャー関連職では比較的学歴は問われません。

では、アパレル業界はどうでしょうか。アパレル業界の就職先は大きく分けて、店舗社員と本社社員に分けることができます。店舗社員は、主にショップの販売員や在庫管理員を指します。この職種では、学歴が重視されることはありません。学問的な知識より、コミュニケーション能力や販売力、接客力の方が仕事をする上で重視されているからです。一方、本社社員は、PRやMD、VMD、営業、ロジスティクスなどさまざまな業務がありますが、総合職の場合、大卒であることを求められることが多いようです。しかし、店舗社員を経験し、そこでの実績が認められて、本社勤務となる場合もあるため、学歴が絶対条件というわけではありません。

希望する転職先が学歴を求めているのか、求めているとすればどのようなものか、あるいは学歴が本当に絶対条件なのか、転職を考える際にしっかり調べておく必要があるでしょう。

2.学歴以外に求められるもの
学歴以外にも、転職活動で重視されるものがありますが、なかでも重要なのがコミュニケーション能力です。

どの業種においても求められるのがコミュニケーション能力です。円滑に仕事を進めるために、ロジカルな説明ができたり、情報や意思を正確に伝えることができることはもちろん、なにより気持ちのよいコミュニケーションを取れる人は、仕事をする上で重宝されます。また、会社という組織の中で結果を出していくためには、行動力や積極性、問題解決能力なども重視されるでしょう。

3.前職場での経験をどう語るのか?
実は転職にあたって最も重視される点は、学歴や資格というよりもこれまでのキャリアとそれに基づく経験や実績だと言われています。この点を意識して、転職活動を行うことが大切です。

前職までのキャリアが豊富な人は、語りたいことがたくさんあるかもしれません。ただし、やみくもにアピールしても相手には伝わりません。具体的なエピソードを挙げて、その経験に基づいて、どのような実績を上げることができたか、それによってどう成長することができたかという点についてポイントを絞って伝えるようにしましょう。転職先の採用担当者は、どのような人材で、採用したら会社にどんな利益をもたらしてくれるかという点を見ていますので、その点も意識しながら積極的に自分をアピールしましょう。

また、前職での勤務期間が短かったり、面接で話せるほどの経験を積んでないと感じる人もいるかもしれません。ですが、心配する必要はありません。短い期間ながらも仕事を通じて学んだことや、どんなに小さなことでもお客様や同僚などから評価された経験は誰もが持っているはずです。その経験を踏まえて、自分が新しい職場に貢献できること、したいことを提案なども交えてまとめてみましょう。また、経験が少ない分、転職先のことをきっちりリサーチしているといった姿勢を見せるのも大切です。その姿勢は、仕事のスキルとしてプラスに評価されるはずです。自分を過大に見せる必要はありませんが、妥協せず、自分の良さを最大限伝えることを心がけてください。

新卒と違い、転職においては学歴等よりも経験やスキルが重視されます。まずは、自分が過去どのような経験をし、どのようなスキルを身に付けたのかという点を中心に、アピールポイントをまとめてみてはいかがでしょうか。