転職したいと思っている人、もしくは転職活動中の人は、一生懸命に情報収集を行っていることでしょう。しかし、確認する情報はとても多く、その中で何を重要視するべきか明確になっていない場合もあるのではないでしょうか。転職を成功させるためには、情報の見極めが大切です。自分の希望する条件で、理想的な職に就くためには次のことをよく確認しておくのをおすすめします。ご紹介する次の3つのポイントは、意外と盲点になりがちなことでもあります。ぜひ押さえておきましょう。
1.転職のポイント1:人とのコネクション
一般的に、転職活動は、ハローワークへ赴いたり、転職サイトや求人広告から探したり、転職エージェントに依頼したりして情報収集をしながら行いますが、もう一つ忘れてはいけないのが「人とのコネクション」です。
コネクションとは、「人とのつながり」のことです。このコネクションを大事にすれば、よりリアルな情報を入手することができ、転職活動がより有意義になります。
例えば、転職を希望する企業の社員に直接アプローチして、業界や企業の話を聴くという方法があります。特に残業の実状などは部署や仕事内容によっても変わってくるので、実際に希望する仕事をしている社員に聴くのが最も正確で早いものです。また、職場の雰囲気を聴けば、自分が働くリアルなイメージを描くこともできるでしょう。業界内における各企業の評判や関係などを尋ねるのも有益です。
社員へのアプローチ方法としては、職場見学に出向く、LinkedInやFacebookなどのSNSで交流しながら話を聴くという方法が考えられます。ぜひ活用してみましょう。
2.転職のポイント2:外部情報の真偽を見極める
転職先の企業選びの際、多くの情報を得ることでしょう。ただでさえ情報が多い中、インターネット上の口コミなどを含めれば、膨大な量に上ります。しかし、応募したい企業の情報を調べているうちに、ネガティブな情報に行き当たることもあるでしょう。
一般的に、企業に関する第三者情報には、根も葉もない噂など、真偽が確かでないものが少なくありません。そんな中、噂に惑わされ過ぎると、優良企業を見逃してしまいかねません。
しかし、その真偽は確実に確認したいものです。
インターネット上の情報の場合には、他に雑誌や書籍などで確認できるところは確認して裏付けをとることが大切です。
また、企業の労働条件の実態などを知りたい場合には、実際の職場を見学させてもらう、先輩社員と直接話す機会を設けてもらうなどすると良いでしょう。気になる噂がある場合は、実際に働いている人や、働いたことのある人から直接聞いて真偽を確かめるのが一番です。
3.転職のポイント3:OKラインとNGラインをきっちり定める
転職するからには、より自分がやりがいを持って働ける希望の仕事に就きたいものです。
しかし、仕事内容が希望していたものと違う、実際働いてみたら別のことも依頼されたという失敗がよくあります。
そんな失敗を避けるためには、「何がしたいのか」だけでなく、「何をしたくないのか」ということや、「これなら我慢できる範囲」というラインを自分自身の中で明確に定めておくことが大切です。
実はこの「何がしたいのか」ということすら、はっきりと答えられない人が多くいます。もちろんしっかりとした根拠と共に、採用企業に伝えることで、希望の場所に配属してもらえる可能性も高まるでしょう。
また、逆に「何をしたくないのか」を考えることも大切です。どんな仕事であっても、利益を生み出すために全精力を注いで取り組む必要があります。しかし、やりたくない仕事をやっていても、成果を出すことができず、雇用元に貢献することができません。雇用元に迷惑をかけず、自分も後悔しないためには、まず「したくない仕事」やその範囲を明確にすることも重要なのです。
しかし、実際の応募時や面接の際には、直接「この仕事はやりたくないです」と伝えるのは不躾ですので、「この点、ご考慮していただけると助かります」「調整が可能でしたらお願いできますか」などと、低姿勢で伝えるのを忘れずに。
転職活動で確認すべき3つのポイント、いかがでしたか? 盲点になりがちなことなので、ぜひ準備しておきましょう。