転職活動でも自己分析は重要!

- アパレル業界ニュース -
2015年05月29日

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「自己分析」といえば、一般的に、新卒の就職活動のときに行うものというイメージがあります。自己分析とは、自分を客観的に評価すること。自分の長所や短所、これまでの経験や人格形成の振り返り、それを踏まえた今後の目標を洗い出します。しかし、この自己分析は、新卒だけでなく、転職活動にも必要なのです。今回は、その理由とメリットをご紹介します。

1.転職活動でも自己分析が必要?
自己分析は新卒の就職活動のときにするもの、というイメージがあります。実際、学生時代に必死に自己分析をしたという方も多いのではないでしょうか。本格的に仕事をするのは初めてという中、仕事に対する希望や姿勢、適性などは未知なる世界。自己分析をしてしっかり自分を見極めることで、自信を持って面接に臨めたはずです。

しかし、この自己分析、転職時においてもその重要性は変わりません。自己分析のメリットは、決して新卒時に限ったことではないからです。

しかし、新卒時の自己分析と、転職時の自己分析はまったく同じというわけではありません。
まず、自己分析の最も大きな目的は、希望の会社の採用担当者に自分の良さと強みをできるだけスピーディに、端的に、効率的に、正確に知ってもらうことにあります。この点においては新卒時も転職時も変わりませんが、その自己アピールの中身が変わってきます。

新卒時は学生時代のサークルやクラブ活動、資格取得、アルバイトなどの経験に基づくアピールでしたが、転職時は、これまでの仕事の経験に基づく自己アピールをする必要があります。つまり、振り返る内容が異なってくるのです。
よって、転職活動時には、仕事への姿勢や成果を分析するという点において、新卒時とは大きくその自己分析の内容が異なります。

また、自己分析は新卒時に十分したからもういい、と考えてしまいがちですが、実は仕事を始めてから、価値観は大きく変わっているはずです。そして、同時に目指したい方向性も変わっていたり、より明確になっていたりもするでしょう。それだけ自分の強みが際立ち、道が絞り込めているということですから、新卒時よりも自己分析の重要性は増しているともいえます。

2.転職時に自己分析を行うメリットは?
では次に、転職活動の際に自己分析を行うメリットを具体的に見ていきましょう。

転職時に自己分析を行うメリット
・客観的に自分のことを採用担当者に伝えることができるため、自己アピールの助けになる
・面接時にどのような質問をされても動じず、的確に回答することができる
・自分が仕事中に気づかなかったスキルに気づくこともある
・弱点を見直せるので、今後どうカバーしていけるかを考えられる
・自分の価値観を改めて見直すことで希望が明確になり、求人募集を探すときに条件を絞りやすくなる
・転職後、やっぱり合わなかったという失敗を防ぐことができる

このように自己分析は、転職活動に役立つのはもちろん、自分のライフプランニングにも役立つことが分かります。

3.まとめ
新卒時と転職時の自己分析は、振り返る内容が異なってきます。学生時代の経験と、社会人になってからの仕事の経験を振り返ることの違いです。転職時こそ自己分析をしっかりするとき。より自分の性格や強み、人格、キャリア、方向性が明確になり、ミスマッチのない転職が実現するでしょう。

転職活動は特に時間が限られた中で行わなければなりませんが、ぜひ時間を十分に確保して、今しかできない自己分析に励んでみてください。