営業の仕事内容

- アパレル業界ニュース -
2014年08月04日

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かわいい販売員さんやイケメンのスタッフと会えるおいしい職種?

アパレルの営業は、おしゃれなブランドの販売員さんと会える職業という印象がある方もいるかもしれません。
実際はどうでしょうか。

営業の仕事内容は会社の形態によってかなり差があるようです。
例えば、百貨店の営業なら店舗の運営や売上げの管理、量販店・専門店への卸売りの営業なら卸している会社とのやりとり、OEMの会社の営業であれば商品の提案や納期管理などが主な内容です。
百貨店の営業であれば、オシャレな販売員さんと会える機会も多そうですが、卸売りの営業の場合は、お客様の担当者がおじさんばかり、という事も多いようです。
おじさん達と人生経験を語り合う、というのも面白いかもしれませんね!

また、違った形態の営業職でも共通しているのは、担当エリアでの売上・運営の管理などです。
いずれの営業も多くの人と関わる場合があり、コミュニケーション能力や人をマネージメントする力などが必要となります。
他の業界の営業と同じように、アパレル業界も意外と体育会系の人が多いのも特徴。
他の人への気遣いや礼節、スタッフへの厳しさなどがより重要となる職種です。

営業のおもな仕事内容

売上目標の管理・実行
店舗スタッフのマネージメント
百貨店との交渉
展示会・催事の企画・運営

アパレルのおもな売り先と特徴

百貨店、ファッションビル:
大手アパレルのおもな売り先の多くが百貨店やパルコ等のファッションビルでしょう。
有名な百貨店の場所を借りて売り場を作る事によって、百貨店に来るお客様を取り込めるのでとても効率のよい売り先です。
百貨店・ファッションビルにアパレル側が支払うお金も高いですが、エレベーターの近く等良い場所を借りられた場合、売上げがグンと上がります。
百貨店のバイヤーや担当者は昔ながらの風潮が根強く残っており、とても怖い人もたくさんいます!

また、百貨店に対しても値引き交渉などを強気でできる、そんな体育会系の営業が生き残ってゆく、厳しい売先です。
有名デパートであれば全国展開しているので、日本中を北から南まで飛び回っている営業も少なくありません。
週の半分は出張、という忙しい毎日を送るかも!

セレクトショップ:
UNITED ARROWSやビームスなどのセレクトショップにアパレルが商品を卸す事もあります。
取引の数量はさほど多くない場合が多いようですが、有名なセレクトショップに商品を置く事によって、ブランドの認知度や好感度が高くなります。
セレクトショップ限定の商品をつくることもあり、話題性にも寄与します。
セレクトショップの担当者はおしゃれな人が多く、百貨店よりも厳しくない場合が多いので、比較的楽しい売り先ではないでしょうか。

量販店

比較的廉価な商品を大量に買ってくれる売り先です。
単価は低いですが、店舗数の多い量販店だと大量な注文が入るのでおいしい事のある売り先です。一方一気に注文がなくなると急激に売上げが落ちる、という側面もあります。

専門店・ロードサイド店

紳士のビジネスアパレルに多い売り先です。
カジュアル専門店も多くあり、ファション性の高い提案を求められます。
ユニクロのように自社で商品を開発している会社もあります。

管理職への道

とても厳しい営業職ですが、アパレルでは営業出身者が社長になることが多く、営業として着実にキャリアを積むと、営業部長や役員等の管理職への道が開けている職種でもあります。

管理職へ進む為には、営業時代の成績だけではなく、営業戦略を立てて実行して行く力や、内部・外部との強い信頼関係を築けるような人間力も必要になります。