VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)に必要なスキル

- アパレル業界ニュース -
2014年09月21日

VMDスキル

ブランドに対する深い知識・理解

VMDはブランドの世界観、シーズンのテーマ、商品の良さを店舗内で表現する仕事です。
ブランドへの深い理解が無いと、世界観を表現する事ができません。
什器一つ、商品の並べ方一つとってもそのブランドに合っているかが問われます。
そのブランドを研究し、ブランドが何を表したいかを深く理解する事が重要です。

プレゼン能力

実際の店舗のVMDは、ウィンドウのディスプレイや商品の陳列を計画・実行します。
店舗内でのお客様の動線を考えて、商品がより良く見え、買いやすいディスプレイを作り上げるプレゼンテーション能力が必要です。
アイテムやデザイン、カラーでグルーピングしたり、重要な商品を中央付近にコーディネートしたり、見やすいPOPのデザインにしたり…
VMDのプレゼンテーション能力が、売りやすい店舗を作るといっても過言ではありません。

設計・内装の知識

店舗デザインに関わる場合もあり、設計や内装などの専門知識や経験が必要になります。

体力

店舗数の多いブランドのVMDは、全国の店舗をとび回ってディスプレイのチェックや販売員への指導をします。
ブランドによっては1年に4〜6回コレクションが発表されることもあり、その度に大きなディスプレイチェンジが発生します。
また、毎月の商品の展開に合わせてディスプレイを細かく変えて行く事も。
その度にVMDが店舗に指示を出さなければならないので、忙しいVMDも多いのでは。

閉店後に作業する事も多く、帰宅時間が遅い事もしばしば。
体力がないとつとまりませんね。

英語力

海外ブランドにおいては、本国からのVMDのガイドラインが日本の店舗でも反映されます。
本国のVMD担当者とは英語のやり取りが必須。本国の意図を細かく理解して時には日本に合わせたVMD計画を英語でプレゼンしなければなりません。
専門用語を多用するビジネスレベルの英語のスキルが必要です。

VMDに関する資格

必須ではありませんが、持っていると良い資格です。

商品装飾展示技能検定:
国家資格である技能検定制度の一種。ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)の考え方をもとに、的確な売り場づくりと商品プレゼンテーションを行う商品装飾展示技能士になるための検定。試験では、商品の魅力的な見せ方に必要な技能・知識や、ビジュアルマーチャンダイジング、材料、関係法規、安全衛生などの知識が審査されます。
試験は3級・2級・1級があります。