販売員スタッフから店長、本社勤務などさまざまな道が!
アパレルの販売スタッフを数年経験すると、今後そのまま販売職を続けるのか、自分が今後どうキャリアアップしてゆきたいのかを悩む方も多いようです。
また、販売スタッフの悩みで一番多く挙げられるのは人間関係。濃いキャラの多いアパレルの販売スタッフ。仲の良いお店も多く存在しますが、人間関係の問題の多いお店も多くあります。そんな中でこのまま販売スタッフを続けてゆくのか、それとも違う道を歩むのか、多くの販売職の方が同じ悩みを抱えています。
販売スタッフのキャリアアップの例
販売スタッフを続けて行った場合どんなキャリアをたどれるのか。ここでは、販売スタッフを経てキャリアアップして行った某アパレル企業勤務のIさん(女性)の例を見てみましょう。
■1年目: 新人販売スタッフ
某人気ブランドの販売職を見事獲得したIさん。百貨店のショップに配属になりました。大好きなブランドに就職できてワクワクしながら仕事をスタートしました。しかし、個人に課される売上げ目標が全然達成できない月が続き、落ち込んでしまいます。「3-4ヶ月で辞めてしまいたくなりました。色々と努力していたのですが、全然売上げが上がらなくて…」ところが、ある先輩からのアドバイスで状況が一変します。「頑張ってお客様に声かけするより、お客様を観察してお話を良く聞いて!」その他にも色々とアドバイスしてもらい、だんだん売上げが上がるようになりました。
そこからだんだん仕事が面白くなり、売上げが上がる接客の研究を積極的に行うように。
■ 3年目:副店長(チーフ、サブ)
努力の甲斐あって顧客も沢山でき、販売士の資格も取った3年目。副店長に昇進しました。副店長は店長とスタッフをつなぐパイプ役。スタッフのトレーニングも行うようになり、店長が不在の場合はリーダーとして店のまとめ役となり、責任も大きくなりました。
「店長と一緒に店の売上げを上げるべく、数字を分析してどうやったらより売上げがとれる店づくりができるか考えたり、イベントを企画したり。責任はスタッフ時代より大きくなりましたが、その分どんどん仕事が面白くなりました。」Iさんはスタッフのトレーニングに力を入れ、それまでに無かった週一の商品トレーニングを実施し、売上げを上げる事に成功します。
■ 5年目:店長に就任
副店長時代のスタッフ育成と売上げ増加の功績が認められて店長に。売上げから商品管理、百貨店や本社とのやりとりなど全ての責任を負う忙しい日々となりました。「他の店長等とよく連絡を取って、どうやって売上げを上げているか、チームワーク作りの成功例などを話し合いました。」他店舗の成功例をうまく自店に取り入れて売上げも安定し、チームワークも良い店舗になってゆきました。
■ 7年目:本社勤務に抜擢
店長時代の功績が認められて、本社のトレーナーに抜擢。全国の店舗のトレーニングを担当するポジションに就きました。今では年に2回の全国の店長を集めてのトレーニングを開催したり、海外のトレーニング研修に参加したりと充実した毎日。
「新人時代の売れない頃にあきらめなくて本当に良かったです。努力した分、返ってきましたね。」今の仕事をとても楽しんでいるようです。
キャリアアップは自分次第!5年後、10年後にどうなりたいかイメージしよう
販売スタッフからキャリアアップし、本社勤務として働いているIさん。実は「最終的に本社で働きたい!」とずっと思っていました。「販売も好きだったのですが、どうしても本社で働きたくて… その為に、資格を取って店長になって認めてもらおう、と2年目位から計画しました。」
キャリアアップするには自分が今後なりたい姿をイメージして、そうなる為にしなければならない事を実行することが重要です。楽しい人生を送る為に、キャリアプランをしっかり立てましょう!