ファッション最先端の街・渋谷

- アパレル業界ニュース -
2014年12月27日

渋谷

流行の発信地として、まず思いつくのは東京の渋谷という方も少なくありません。

実際、渋谷は隣町の原宿と並びファッションの聖地と言っても過言ではないでしょう。

今回はそんな最先端ファッションやアートが溢れる街、世界の渋谷(SHIBUYA)を見ていきましょう。

変わり続ける街

全世界を見渡しても渋谷ほど、大胆に変化する街はありません。

ここ渋谷は実は1960年代までは、それ程今のように注目を集める街ではなく、映画「ALWAYS三丁目の夕日」に描かれているような、下町だったのです。

その後、1968年に西武グループが公園通りの開発に着工したあたりから、最新のファッション・アートなどを発信するようになり「若者の街」として認識され、徐々に盛り上がっていったのです。

以降はみなさんご存知の「ガングロ」「ヤマンバ」など、当時世界を驚かすようなカルチャーを発信する街へと変貌していきます。

渋谷の中心部はファッション、飲食店、ITベンチャーがひしめき合う若者が中心の街ではあるのですが、周りに目を向けると、周辺には閑静に佇む住宅街やレストラン・バー、落ち着いたファッションのセレクトショップが続々とOPENしており、近年は大人の街へと生まれ変わろうとしています。

2012年に東京急行電鉄が開業した渋谷駅東口にある駅直結の高層複合施設「ヒカリエ」のコンセプトは「大人の女性呼び戻す」とされ、これは若者ファッションのイメージが強い渋谷から20代後半~40代の女性を取り戻すという意図があるのです。

このようにヒカリエだけでなく、「日本一訪れたいまち」を目指し政府が定めた渋谷駅周辺再開発事業を通じて、渋谷駅周辺は今もめまぐるしく変化しているのです。

渋谷とファッション

渋谷は西武グループが都市開発を行っている1970年代から、PARCO・OIOI・シブヤ109など大型ファッションビルによって、個性的なファッションを発信する原宿と並び、若者のファッション文化の発信の地として地位を確立していきました。

以降、1990年代にはギャルブームを発信し、TV、新聞、雑誌などに取り上げられる事でさらに注目が集まりだしたのです。

この頃、10代の女子中高生は109やPARCOなどで服・アクセサリー等を手に入れることでギャルファッションをリードしていきました。
今では大人の女性が楽しめるセレクトショップが多数出店され、徐々に大人ファッションの発信地としても、日本だけでなく、世界をリードしていっているのです。

主な商業施設はこちら

・渋谷パルコ(東京都 渋谷区 宇田川町15-1)
・渋谷109(東京都渋谷区道玄坂2-29-1 )
・109MEN’S(東京都渋谷区神南1-23-10)
・渋谷ヒカリエ(東京都渋谷区渋谷2-21-1)
・渋谷マークシティー(東京都渋谷区道玄坂1-12-1)
・マルイシティ渋谷(東京都渋谷区神南1-21-3)
・ルミネマン渋谷(東京都 渋谷区 神南1ー22ー11)

文化村通りがランウェイに?

渋谷では「渋谷ファッションウィーク」と呼ばれるものが企画されています。

これは渋谷道玄坂商店街振興組合理事長が実行委員会委員長となり、2020年の東京オリンピックに向けて、世界の人々に対して渋谷を最先端のカルチャー・エンターテイメントを発信する街としての認知度を高め、「より魅力ある街づくり」を目指すとして企画されたものです。

このファッションウィークは既に2回行われており、2回目となる2014年10月の渋谷ファッションウィークでは文化村通りで「STREET RUNWAY」が開催され、渋谷ファッションを身にまとったモデル達が文化村に颯爽と登場しました。

このように渋谷はまさに世界のファッションの発信基地として機能している為、アパレル業界に身を置く方なら誰もが一度は働いてみたい街となっています。

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