自分のお店を持つには

- アパレル業界ニュース -
2014年12月28日

店舗

自分のお店を持ちたい!でもどうしたら良いのか分からない…

「どうせ働くなら好きなことを仕事にしたい」「大好きな服や雑貨を集めたセレクトショップをやってみたい」
アパレルを志望していて、漠然とそんな事を考える人は多いのではないでしょうか。

しかし同時に、どうしたら自分のお店が持てるのか、何から始めていいのか分からない人も多いと思います。アパレルの1年の流れやお店の作り方は特色があり、きちんとポイントを押さえないとたとえお店を出しても食べてゆくだけの利益が出ないことも。

では、どうしたらアパレルの自分のお店が持てるのか、いくつかポイントを見てみましょう。

夢だけで終わらせない!万全な準備が自分のお店を持つカギです

たとえ洋服が大好きでおしゃれに自信がある人でも、お店をうまく経営できるかは別の話。
自分のお店を出すには、アパレル企業が部署別に分担してやっている仕事を全部自分でやらなければなりません。
アパレル企業はシーズン毎や年間の事業計画をしっかり立てて、それに基づいて服を生産し、販売しています。

自分のお店を持つ場合も、しっかりした事業計画を立ててそれを一つ一つクリアしていく事がポイントとなります。
それではどんな準備をしなければならないか。大まかなポイントを見てみましょう。

●準備資金づくり
●店舗をどこにするか決める
店舗による賃貸借契約
●売上計画を立てる
●マーケットリサーチ
●法人登記計画
●仕入先選び
●社員及び販売スタッフの確保
●店舗デザインと店内什器選び
●販売促進の計画

開店に向けては、これらをいつまでにやるのか一つ一つタイムラインを設けて進めます。スケジュールをしっかり立てると、より現実化が近づくでしょう。

実際のアパレルショップで働いて修行する

自分のお店を持つために、数年間アパレルショップで働いてファッションビジネスの基本的な流れや、どうしたら商品が売れるかを学び、その後独立して成功しているお店のオーナーが多くいます。
アパレルのショップで働くメリットは沢山あり、実際お店に立って商品や人、お金の流れを見てみると、売れるお店を作るのにとても役に立ちます。

まずは接客。売れる販売員さんを見ていると、成功のポイントが分かってきます。売れる販売員さんは、商品の提案の仕方や実際にその商品を売上に導く方法などにとても気を使っていて、独自のセールストークやお客様のケアの方法を持っています。

例えば、リピーターの顧客をつかむ方法として、お客様本人情報だけではなく、その家族や職場などの話も聞き出して販売に役立てている販売員さんがいます。
どんなシーンでどういった服を着るのか把握した上で、その時々にあったスタイリングや商品の提案をしたり、プレゼントの提案をすると、お客様は自分のためだけに色々と考えて商品を選んでくれる販売員を気に入り、「あの人からしか買わない」という状況を作り出しやすいのです。

また、ディスプレイの方法も実際のお店で働くと参考になることが沢山。どこに何の商品を置いたら売れるのか、また全く売れないディスプレイなど、いざ自分のお店を持った時に勉強になるシーンが見られるでしょう。

店内のテーブルや棚にはそれぞれの目的があります。
お店に入ってすぐにあるテーブルの上には、そのシーズンのトレンドの、ブランドで打ち出したい商品を置いていることが多くあります。また、カジュアルで低単価な商品は手前の棚、高価な商品は奥の棚など、人間の行動心理に基づいて、より売れる場所に商品をディスプレイすることもあります。

その他にも売上目標の立て方やスタッフの教育、商品の管理の仕方などが自然に身につきますね。

自分の好きな仕事をしている人はとても魅力があります。自分のお店を出す夢がある人は、素敵な人生をゲットするチャンス!あきらめないでがんばって下さいね。