2020年06月17日 繊研新聞
人材サービスのファインズ東京 派遣先での休業補償を賃金の100%に
ファッション業界に特化した人材派遣・紹介のファインズ東京(東京)は、3月中旬以降の週末と4~6月の緊急対応期間中、各派遣先での休業による補償を賃金の100%とすることを決めた。休業手当の義務は「平均賃金の60%」以上だが、政府の雇用調整助成金などを活用しながら、従業員の雇用を全力で守り、ファッション業界の再興に貢献する。同社の従業員は派遣スタッフ250人、本社要員15人。
4月7日の緊急事態宣言の発出以降、従業員が就業している全ブランドから休業要請の依頼があった。同社は各ブランドの休業要請に対して国の雇用調整助成金などを活用し、休業対象となった従業員に、3月と4~6月の休業日、賃金(固定給、変動給与の場合は直近3カ月の平均賃金)の100%を支給する。緊急対応期間以降に予想される出勤調整でも、従業員の雇用を守る姿勢を堅持する考えだ。