昨日もコロナ感染が急速に拡大し、東京都で新たに463人の感染が確認された。400人を超えるのは初めてでさらに悪化すると緊急事態宣言の発出もあり得る。
5月に緊急事態宣言解除で商業施設の休業も明け、アパレル販売は再起動したが、各社春夏モノの積み上がった在庫の換金で躍起になっていると思う。
今までのような「店舗数×1店舗売上高=売上」という市場シェア主義の方程式ではオーバーストアになり在庫増、コロナ禍によって市場縮小されていくことは避けられない。
日本は、世界でも名だたる高坪効率の国からリアル店舗が強すぎてEC化が進んでいませんでした。今まではリアル店舗がまずあって補完する為がECの役割でしたが、今後はECをはじめとするオンライン・SNS・電子決済が基軸になり店舗は新たにスペシャリティストアとしての役割になっていき、店舗の淘汰がされると考えられる。
このコロナ禍をきっかけに「DX」(デジタルトランスフォーメーション)がアパレル業界で加速しビジネスのプラットフォームが変わり、今までの人材と異なるシステム専門人材によるビジネスモデルの変革が必要になると思う。
*DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、「企業がデータやデジタル技術を活用し、組織やビジネスモデルを変革し続け、価値提供の方法を抜本的に変える事」
文/島崎淳 (Jun Shimazaki)