コロナ禍により小売アパレル7割の企業が「景気が悪い」という認識で、早く特効薬、ワクチン待ちが全体の傾向のようである。しかしながら生き残るために新しい暮らし方・働き方に合わせたライフスタイル提案や価値創出が求められている。
また、外出自粛対策からネットを活用していかに売上に繋げる施策を考えるかの課題も求められている。
ECサイトをただ用意していれば良いのかでなく、商品のコーディネートのイメージが湧きやすいスタイリング提案、欲しいものをすぐ見つけられる検索システムの導入等消費者ニーズに対応できるコンテンツ内容の充実が不可欠である。今後、オンライン上から実店舗への来店・購買に繋げる為にSNSを活用して来店動機付けを行い実店舗への誘致策オンラインツールが増加している。例えば「LIVE配信」でのコミュニケーション情報の内容にも幅に広がりが出てきている。商品の特徴、コーディネートの紹介、生産過程、生産者の想いなどを映像で紹介することで店頭で接客を受けるのと同じレベルで商品知識を深められる。購買時間の短縮にもつながり試着から購入が短縮される。
今後、商品情報収集やオンライン上での接客場面が増え、進化していくであろう。また、消費者ニーズとして施策が必要だと考えられるカテゴリーとしては、「GO TO travel」による「トラベル」旅行客向け、外出自粛から自宅でのトレーニング需要が増える「アスレジャーファツション」などが注目されるであろう。
各社業界活性化に向け衆知を集めライフスタイル提案に期待したい。
文/島崎淳 (Jun Shimazaki)