求人倍率の上昇

- コンサルタントの独り言 -
2024年02月01日

厚生労働省が発表した2023年の有効求人倍率は1.31倍と前年から0.03ポイント伸びた。

2年連続の上昇である。新型コロナウイルスから雇用環境が回復したが、伸び率は前年より鈍化。
同日発表の完全失業率は2.6%と横ばいだった。

有効求人倍率は、21年に1.13倍下がったが22年に1.28と上昇し23年はさらに改善した。
月平均の有効求人数は0.9%増の249万6503人で飲食・宿泊業が大きく伸びた。
一方、有効求職者数は190万9647人で1.4%減少。
転職希望者が減った要因は「賃金の上昇を期待して転職活動を控える動きがある」という。

今年は景気回復、消費意欲、賃上げの好材料から春以降求人倍率の増が予想され転職市場の活性化が期待される。
より良い転職に向け情報収集、自己啓発と準備しキャリアチェンジに期待する。

文/島崎淳 (Jun Shimazaki)