1.国民的ブランド「ユニクロ」を展開する衣料品企業、ファーストリテイリング
ファーストリテイリングは、ユニクロ、GUなどを展開する衣料品企業です。ファーストリテイリングという名前は、「Fast(早い)+Retailing(小売)」が組み合わさった造語で、最新の流行を取り入れながら、低価格かつ短いサイクルで大量生産・販売する「ファストファッション」を目指して名づけられました。
2.ファーストリテイリングの展開するブランドとは?
ファーストリテイリングの代表的なブランドに、ユニクロ、GUがあります。
ユニクロのブランドコンセプトは、「高品質でベーシック」。老若男女を問わず幅広い層をターゲットに、高品質の商品を、手ごろな価格で提供し続けています。
GUのブランドコンセプトは、ブランド名(GU=自由)の由来でもある「もっと『自由』に着よう」。10代後半から30代前半の若い層をターゲットにし、ユニクロよりトレンドを意識した、より低価格の商品を提供しています。
ファーストリテイリングでは、そのほかに、セオリー、コントワー・デ・コトニエ、プリンセス タム・タム、J Brandといったブランドも展開しています。
3.ユニクロの人気商品といえば…
ユニクロが強みとしている商品について挙げてみましょう。
●フリース
1994年に発売されてから、その快適さ、心地よさ、暖かさが人々の心を掴み、フリースブームを巻き起こす。2014年にフリースはさらに進化し、より蓄熱保温を上げ、防風機能を備えた、ファッショナブルなフリースが発売に。
●ヒートテック
水分を吸収し、繊維自体が発熱し、薄くて暖かく、身体にフィットするインナーウェア。2003年の発売から爆発的な人気を博し、フリースの売り上げを超えるまでに成長。
●ウルトラライトダウン
薄くて軽くて暖かく、さらに小さく収納できる上に、自宅で洗濯ができるという優れもの。ヒートテックと並んで冬の定番となりつつある。
●エアリズム
夏を涼しく快適に過ごせるインナー。着るだけでひんやりと涼しく、汗をかいてもすぐに乾く快適素材を採用。また、近年、汗の臭いをなくす消臭機能が追加。
●ブラトップ
ブラジャーとインナーが一体になったタンクトップ。サポート力のあるサイドパネルが脇の肉をきれいに持ち上げて美しいバストラインを作る。
4.通販は、便利でお得なオンラインストアで
ユニクロの全商品はユニクロ・ジーユーオンラインストア(5000円以上買うと送料無料)にて購入することができます。オンラインストア限定商品や、オンラインストア先行販売のほか、オンラインストア限定でXXL・3XL・4XLなどの特別サイズの取扱いも行っています。実店舗でほしい商品が売り切れていた場合や、ユニクロとGUの商品を一緒に買いたい場合などにとても便利です。
5.アプリとチラシをフル活用
ユニクロのアプリには、さまざまな充実した機能が備わっています。
●オンラインストア
モバイル限定価格あり。
●ニュース機能
ユニクロやマイストア(お気に入り店舗)に関するニュースを配信。
●デジタルチラシ
新聞広告に挿入される最新のチラシを閲覧することができ、オンラインストアで購入することも可能。
●チラシスキャン
お手元のチラシ上の商品画像やモデル画像を写せば、オンラインストアで購入することが可能。
●ランキング機能
売れ筋の商品がわかる週間ランキングTOP10などを閲覧可能。
●バーコードスキャン
バーコードをスキャンしてスタイリングや口コミなど商品の詳細情報を見ることが可能。
●クーポン機能
店舗で購入の際にレジにて店員にクーポンを見せることにより割引が適用。
6.国内と海外の店舗数は?
ユニクロの出店数は2013年8月末現在、日本国内で853店舗、海外で446店舗、合計1,299店舗。路面店やビルテナント店のほか、自社の商業施設 「ミーナ」に店舗を構えています。また、海外では、中国に225店舗、韓国に105店舗、台湾に37店舗を持ち、グレーターチャイナ(中国・香港・台湾) で年間約100店舗を出店するなど急成長をしています。また、アメリカで年間20~30店舗の出店を続け、数年以内には100店舗のチェーン展開をめざし ています。
ファーストリテイリングは2014年には過去最高の売上高1兆3829億円を記録しました。今後は世界No.1ブランドを目指すべく、より海外市場に注力 していくようです。既に、中国、韓国、東南アジア地域ではNo.1ブランドのポジションを確立しつつあります。グローバル企業として成長し続けるファーストリテイリングから今後も目が離せませんね。