皆さん第一印象は何秒で決まるかご存知ですか?
- 1秒~3秒
- 3秒~5秒
- 5秒~8秒
- 8秒~10秒
正解は、②の3秒~5秒です。
第一印象が3秒で決まるとするならば、人は何を3秒で判断しているのでしょうか?
人は何かを判断するときに、話の内容などの聴覚情報よりも、容姿などの視覚情報を最も信頼するという研究結果をアルバート・メラビアンが発表しています。これを、『メラビアンの法則』と言います。
では、どのような割合で判断をしているのか見ていきましょう。
55% 視覚情報(身だしなみ、表情、目線、姿勢、しぐさ)
38% 聴覚情報(挨拶、声のトーン、言葉遣い、聴き方)
7% その他 (話の内容)
第一印象は大事とよく言われますが、半分以上が視覚情報で判断されるのであれば、どんなに良い話をしても、身だしなみや表情、姿勢が悪ければ、第一印象が悪くなってしまうということです。
接客において第一印象は、とっても大事な要素です。
このお店で買おうと決断するのは、商品の良さだけではなく、販売員の印象もとっても重要です。ふらっと入っただけのお店なのに、販売員の印象が良く話しやすくて、つい買ってしまったということもあるでしょう。また、お店の印象もとっても重要です。レジカウンターで販売員が集まってぺちゃくちゃおしゃべりをしていて、お客様が入ってきたことにも気が付かないお店をお客様はどう感じるでしょうか?お客様が入ってきたとき、目線を合わせて、笑顔で「いらっしゃいませ」と言われるお店はどうでしょう?
印象というのは、人だけではなく、その空間においても印象を与えるものです。
お店の印象も一瞬で決まってしまうということです。
お店のコンセプトやイメージ等と違う印象(イメージ)の販売員がお店に立っていたらいかがでしょうか?
とても違和感を覚えるはずです。
それは、ホテルや病院、レストランなどでも一緒です。
人は、それだけ第一印象に左右されるということです。
素敵な印象の人に接客をされたら、支払った価格やサービス以上にとても豊かな気持ちになるものです。
仕事上だけでなく、人として常に素敵な印象を相手に与えられる人になりたいものですね。
そして、この印象については、制服などにも相手に与える心理的印象があります。
次回は、制服の心理効果や色の心理効果をお伝えしていきますね。