セレクトショップで働きたいと考える方もいると思います。日本全国に多数のセレクトショップが展開しているので、それぞれのコンセプトを勉強すると、自分が働きやすいお店がわかるかもしれません。今回は、おすすめの人気セレクトショップをご紹介します。
1. セレクトショップとは
セレクトショップとは、ひとつのメーカーに固執せず、バイヤーやスタッフのセンスで商品を販売するお店を指します。ショップの方針によって、陳列するアイテムやお店の雰囲気は異なりますが、日本国内外の洗練されたアイテムを販売する店舗は少なくありません。
セレクトショップのメリットは、店舗に訪れるお客様に対し、ショップ独自の販売戦略を展開が行えることです。ひとつのブランドに固執する必要がないことから、販売の好不調にも左右されるリスクも少ないと言えます。そのため、トレンドが変化しやすいアパレル業界だからこそ、売上が高まりやすいのです。
日本でも大手セレクトショップが続々オープンし、アパレル業界の販売形態として市民権を獲得しています。ショップオリジナルのアイテムも販売されており、さらに差別化が進んでいます。
2. おすすめ・有名なセレクトショップ
セレクトショップのなかには、有名な店舗も少なくありません。いくつかの店舗と、扱っているアイテムの傾向を見てみましょう。
・ビームス(BEAMS)
ビームスは、若者向けのファッションを中心に取り扱うセレクトショップです。ライフスタイルにあったアイテムを提案し、生活のなかに変化が欲しい方からも人気があります。男女ともに人気が高いので、若いカップルや夫婦でショッピングをするとよいでしょう。
・ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)
ユナイテッドアローズは、緑をあしらった印象的なデザインのセレクトショップです。商品ラインナップは幅広く、さまざまな価格帯のアイテムを販売しています。20代から30代が利用する年齢層の中心で、メンズ向けのアイテムのバリエーションも豊富です。
・ナノユニバース(nano・universe)
ナノユニバースは、学生を中心に人気があるセレクトショップで、カジュアルかつカラフルなデザインのアイテムを中心に取り扱っています。店内は黒板や商品紹介のプレートであふれており、おすすめのデザインやトレンドを紹介しています。また、ローズウッドの木材を使った店舗設計を行っており、明るく開放的でありながら、どこか居心地の良さを感じる優しい雰囲気を打ち出しています。
・バーニーズ・ニューヨーク(BARNEYS NEWYORK)
バーニーズ・ニューヨークは、元々、アメリカの百貨店としてスタートしたセレクトショップです。そのため、ライトの使い方や棚の設置位置、さらには商品展開や品揃えまで、他のセレクトショップとは一線を画すセンスで店舗が作られています。日本国内では大都市を中心に展開しているのですが、セレブリティな層を中心に支持を集めています。
・エディフィス(EDIFICE)
エディフィスは、大人の男性向けに発信するメンズセレクトショップです。「シンプルでよいものが欲しい」という方をターゲットにおすすめで、洗練された大人のカジュアルさをコンセプトにしたアイテムが多数あります。店舗デザインは余計な装飾物を並べず、買い物しやすいように通路を広くするといった工夫をしていることが特徴です。
セレクトショップは、それぞれ自社の特徴を打ち出したショップ展開をしています。店内の装飾や取り扱っているアイテムを見ながら、それぞれのコンセプトを体感するとよいかもしれません。
セレクトショップは、特定のブランドやアイテムにこだわらず、その時々のトレンドや企業方針によって自由な仕入れを行っています。一見するとバラバラなように見えるかもしれませんが、実はショップコンセプトに沿ったアイテムを仕入れ、お客様に提供していることがわかるはずです。セレクトショップの方針を肌で感じ、働きたいお店を探してみるとよいでしょう。