アパレルの面接!どんな自己PRをすればいいの?

- アパレル業界ニュース -
2015年02月26日

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1.あなたがどんな人なのかをアピールしましょう
人気のアパレル業界の面接では、自己PRはとても重要です。
数多くいる応募者の中から自分を採用してもらうには、他の人と比べて自分は何が秀でているのか、自分を採用する理由は何かを面接官に理解してもらう必要があります。

したがって、自己PRでは、「ポジティブな性格です」とか「積極性があります」のような、誰でも言えるような一般的な事を言う必要はありません。

ではどのような自己PRがアパレルの面接で有効なのかを見て行きましょう。

2.具体的な実績を分かりやすく織り込もう
自己PRでは、面接官にいかに分かりやすく自分の良い点をアピールできるかが鍵となります。全く知らない人に自分の良い点をすぐに理解してもらうのは意外と難しいもの。しかし、具体的な数字などの実績を提示すれば、理解しやすくなります。

具体的な数字を入れた販売員の例を見てみましょう。
「私は販売員として5年間◯◯で働いてきました。最後の2年は店長として店舗の売上を上げるべく努力をして、今年の店舗の売上は昨年対比プラス50%に伸ばすことができました。店長の間は、自分の個人売上も常に全国で20位以内をキープし、自店のスタッフの教育にも力を入れて、店舗スタッフの個人売上の成長率も昨年対比で平均40%をキープしています。」

売上には関係ない部署の人の自己PRの一部を見てみましょう。
「私はアパレルの物流で3年間働きましたが、私が入社した直後の出荷の管理は部署内の個人個人でバラバラ。非効率的で時間のかかるものでした。私はその改善に取り組み、部署内で統一のフォーマットを作成して誰が見ても分かる管理表を作り上げ、作業の効率を上げて、部署の月の平均残業時間を10時間減らすことに貢献しました。また、誰が見てもわかる表をつくり、他の人への引き継ぎが容易になったため、働きやすい環境づくりができました。」

誰が聞いてもわかるように、できるだけ具体的な数字を入れると良いですね。

3.アパレル経験者の自己PRは何がポイント?
次に、アパレル経験者の自己PRでは何がポイントとなるかを見てみましょう。

◾︎どんなブランドで何に貢献したのか
アパレル業界には様々な業態の企業があります。オンワード樫山のような広い年齢層タイプの違うブランドを多く持つ大手アパレルメーカー、ユニクロのようなSPA業態、ルイ・ヴィトンのようなインポート中心の企業など。
どのようなブランドで働き、どのような事に貢献したのかをアピールしましょう。

ラグジュアリーブランドで販売員として働いていた人の自己PR例
「私は◯◯のフラッグシップショップで4年間働き、顧客様へのおもてなしとアプローチのスキルを身につけました。顧客様との会話機会を多くとり、情報を聞き出してメモをとり、お客様がどんな家族構成なのか、記念日はいつかなどを把握して、お客様が将来欲しいであろう商品を先周りして提案することに成功し、店舗内での個人売上トップを常にキープしてきました。この経験を活かして、御社でもお客様のニーズを読み取り、お客様をリードする商品提案によって売上に貢献したいと思います。」

◾︎ 自分の提案によって改善した事例
アパレル経験者が自分の提案した事によって改善した事例は、大きなポイントとなります。

MDの場合の具体例を見てみましょう。
「私が働いていたブランドは靴の売上が悪く、消化率は30%程度でした。そこでまず、売上が悪い理由を店舗に聞き込みすることで明確化しました。問題は靴のディスプレイがあまり目立たず、フィッティングの場所がないということに集約されたので、靴が自然と目につくVMDに改善し、フィッティング用の椅子を導入したところ、売上は飛躍的に伸び、消化率は倍の60%に上げることができました。御社に入社の際にはこれらの経験を活かし、積極的に売上を伸ばすのに 貢献したいと思います。」

4.アパレル未経験者の自己PRは何がポイント?
ではアパレル未経験者の場合、自己PRはどのような事がポイントとなるのでしょうか。

◾︎前職で培ったスキルを応募するポジションに結びつけてアピール
販売職はもちろん、営業や商品企画などのポジションでも、他の業界の経験はアパレルでも役立つことが多くあります。自分の経歴をよく見直し、アパレルでも通用しそうな事柄を書き出して自己PRにしましょう。

◾︎ 情熱がある、そのブランドが好きなども大きなポイント
アパレル経験者は即戦力になる為優遇されることも多くありますが、アパレル未経験者でも販売員などでは、最終的にはそのブランドが好きで情熱がある人が売上を上げる事が多く見られます。自己PRでのその情熱やいかにそのブランドが好きかをアピールするのも有効でしょう。

5.面接前に予行演習をしよう
面接の自己PRは以外と緊張するもの。事前によく練習し、できれば面接官役の人をたてて予行演習をしておきましょう。

また自己PR以外の、想定される質問や自分から面接官への質問も事前に書き出してから、口に出して練習しておきましょう。

備えあれば憂いなし!十分に準備して万全の体制で臨んでくださいね。