アパレルで働きたいけどファッションセンスに自信がない人は…
憧れのアパレル業界。おしゃれでセンスの良い人が多く働いているイメージがありますよね。
「アパレルで働きたいけどファッションセンスに自信がなくて…私でも大丈夫でしょうか。」そんな声もしばしば聞こえてきます。
アパレル業界で働く場合、ファッションセンスはどのくらい重要なのでしょうか。
販売員はファッションセンスよりも販売力が重要
アパレルショップの販売員の場合、ファッションセンスはやはり重要です。
お客様だっておしゃれな人からコーディネートしてもらって買う方がより安心感がありますよね。
しかし、販売員でファッションセンスよりも大事なのが販売力です。アパレルのショップにはおしゃれな販売員さんが多くいますが、ショップで売上の上位にランクする人、または店長クラスの人が必ずしも素晴らしいファッションセンスを持っているわけではありません。
ときにはそれほどおしゃれではない人がものすごい売上実績を持っていることもあります。
そんな人たちに共通しているところは、売上に対する意識が人よりもとても高い事。毎日、毎月、年間の目標を持って実行しています。
「お客様と会話をして、どんな生活をしているか、何を求めているかをみつけだして、その人が納得できるものを提案します。良い顧客をつくって、私からでないと買わない!というくらいの関係を作るんです 笑」
ヤングミセス向けのアパレルブランドの店長歴2年のMさんは言います。
「長年のお客様になると、子供の受験や入学式などにあわせて服一式を新調して一度に十数万円使ってくださる方もいますよ。」
Mさんは自分のファッションセンスに決して自信はないそうです。
「センスは重要ですが、私はファッションセンスというよりも、会話やお客様をケアするセンスが重要だと思います。」
MDなどはファッションセンスがない人が多い場合も
一方アパレル企業の本社の人を見てみましょう。デザイナーはやはりおしゃれな人が多くいます。しかし、MDや営業の人々は以外にも普通かちょっとおしゃれなくらいの人が多いようです。アパレル業界はスーツをかっちり着る必要のない職場。カジュアルで少しこだわりのある服が一般的。
<ファッションセンスを先輩や後輩、お客様から学べる職場>
アパレル企業は服や雑貨を扱う会社。自社の服を通してトレンドを知ることができ、社員販売でそのブランドのトレンドの服を買うこともできます。また長年アパレルにいる先輩や、おしゃれな後輩から学べるのもこの業界ならでは。他の企業よりもおしゃれについて話がしやすい環境なので、よりファッションセンスを磨けます。
「面接でファッションセンスは見られますか?」
アパレルの面接を受ける際、ファッションセンスなど印象の面で重視されるポイントについて見てみましょう。
■ 受け答えの印象
まずは受け答えの印象は面接でも特に重視されるポイント。きちんと自分の考えを持っていて、それを相手にしっかり伝えられるかが重要です。
■ きちんとした服装、清潔感
アパレル業界は服を扱う仕事。当然服がヨレヨレでは仕事になりません。清潔感がある、サイズ感が合っている、服にシワがないなども当然ながら重要です。
■ 笑顔 (特に販売員)
お客様は気持ちよくお買い物をしたいもの。どんなに疲れていても笑顔を作らなければなりません。面接でも笑顔を作れる人は好印象です。
■ ファッションセンス
やはりファッションセンスは面接でもチェックされます。重要なのは面接を受ける企業のブランドイメージに合わせられるか、という点です。自分の好みがブランドと違っていても、そのブランドに合わせられる人ならば問題ありません。
センスは磨けば必ず光ります
アパレル企業に入社した販売員で、入社当時はそんなに垢抜けていなかったのに、たった数ヶ月で自社ブランドの服を着こなし、素敵なおしゃれさんに変身する人が多くいます。一方、入社当時からあまり変わらず、なかなかブランドにフィットできない人も。変身できた人は皆、自社ブランドをよく理解し、より売上を上げていこうという意識の高い人達です。
最初はファッションセンスがあまり良くなくても、努力次第で必ずセンスは光りますので、あきらめないで磨きましょう!