フォーマルウェアの基本(カラーフォーマル)Ⅱ

- アパレル業界ニュース -
2017年01月27日

今日は、カラーフォーマルの準正装・略正装についてみていきたいと思います。

 

昼の準・略正装・・・昼間の一般的な結婚式や披露宴、祝賀会や卒業、入学などのセレモニーでの装いです。

 

【男性の服装】

ディレクターズスーツやブラックスーツ、ダークスーツなど。略正装としてはブレザーとスラックスでも可能です。

 

【女性の服装】

ワンピース、アンサンブル、スーツ、上下単品の組み合わせなど。

お昼のセレモニーにタウンにも十分着こなせるスーツを選ぶ際は、席に合わせてアクセサリーで装いに変化をつけましょう。

 

【服の色】

制約はありませんが、晴れの日ですので色・素材とも地味にならないよう注意が必要です。

 

【素材】

正装ほど形式にこだわる必要はありません。シルキータイプほか、ファンシーツイードなどでもよいでしょう。

柄は無地の他、プリントであっても差し支えないでしょう。ただし、大柄なプリント等、リゾートを思わせるようなものはTPOを考えて着用しましょう。

 

【バッグ】

バッグは手提げタイプやショルダー等で中型位までの大きさが良いでしょう。流行の個性的なバッグを装いのアクセントとして持つ事もおしゃれです。

 

【靴】

靴は洋服とのバランスを見て、素材や色のコンビネーションのものも良いでしょう。

 

【アクセサリー】

パールの他、ビーズ、メタルチェーン等洋服と合わせて流行のものをコーディネートするのも良いでしょう。大ぶりで派手なものでなければ、カットガラスやラインストーンも差し支えありません。

 

【帽子・手袋】

特につける必要はありませんが、手袋は添えるだけでフォーマル度が上がります。

 

 

夜の準・略正装・・・親しい方の集まりで行う結婚式、披露宴、祝賀会など。また、ビュッフェスタイルのパーティーなどでの装い。

 

【男性の服装】

ファンシータキシードやカクテルスーツを含む、色目を感じさせるコーディネート。

 

【女性の服装】

イブニングドレスの丈を短くしたものやアクセサリーでドレスアップしたワンピースやスーツスタイル。

「平服でお越しください」と指定があれば、略正装にしましょう。普段着という意味ではないのでお間違いのないように。

夜の準・略正装としてタウン感覚の洋服を選ぶ時は、光る素材のアクセサリー(ネックレス、バッグ、ショールなど)を身に着けるなどして、フォーマル度をプラスすることが必要です。

タウン感覚のスーツの場合は、少しラメが入った素材が夜の装いには好ましいでしょう。

インナーには、大胆なレースや光沢のあるものが良く映えます。

 

【服の色・素材】

光沢感や透け感のある素材が夜の装いにはふさわしく、より映えるでしょう。もちろん流行を取り入れて着こなしを楽しむこともパーティーならでは、です。

 

【バッグ・靴】

洋服に合わせて比較的自由に色やデザインを決める事ができます。ラインストーンやリボン等、アクセントのあるものも良いですね。

素材についても特に制約はありませんが、夜のパーティーではエナメルやサテン等光沢のある華やかなものが素敵です。

ビュッフェスタイル等では両手が自由になるようにバッグは手にかけられるタイプかショルダータイプの物がおすすめです。

 

【アクセサリー】

準・略正装といってもフォーマルな装いに、アクセサリーは欠かせません。照明に映える輝きのあるものであれば特に制約はありませんが、ここではゴージャスにというよりも流行をうまく取り入れてアクセサリーの装いを楽しみましょう。

二の腕や肌の露出が気になる方には、ショールやストールが最適です。

ドレッシーに装うのであればラメニットやシフォン等柔らかい素材のものを肩に羽織り、胸元で結んでしまうよりも、肩から軽く腕に掛けて動きを出すのもいいでしょう。

シンプルなワンピースに光沢のあるラメのニットショールを合わせて少し光るネックレスを添えるだけで十分、夜の装いになります。

こんな装いならアンサンブル等で会場に向かい、着いてから簡単にドレスアップが可能です。ビーズのアクセサリーは昼・夜の装いに使えます。

 

今回は、カラーフォーマルの準・略正装についてみてきました。次回は、具体的に結婚式の装いや二次会の装いについてみていきたいと思います。