国内アパレルメーカーと外資系アパレルブランドの仕事の違い

- アパレル業界ニュース -
2014年11月23日

国内と外資系の違い

あこがれのアパレルの仕事… 日本と外資、実はぜんぜん違う?!

好きなブランドで働きたい!そんな憧れを持って就職・転職活動している方も多いのでは?
一口にアパレル業界といいますが、実は様々な形態の企業があります。
ユナイテッドアローズに代表されるセレクトショップ型、オンワード樫山などの企画・生産・販売する日本の典型的な大型アパレル、また、グッチやプラダなどの外資系ラグジュアリーアパレル。
今日は、日本のアパレルと外資系アパレルはどう違うの?という点を解明してみましょう。

ものづくりが基本の国内アパレルと、買い付け基本の外資系アパレル

日本のアパレルブランドの多くは、商品の企画・生産・販売をおこなっており、自社でものづくりをしています。
一方、外資系ブランドの多くは、日本で商品企画することは日本限定品以外ではとても稀で、商品のほとんどを輸入・買い付けしています。
この違いにより、日本のアパレルブランドと外資系のアパレルブランドでは、会社の形態、雰囲気、社員のタイプなどに大きな差があるのが事実です。

日本のアパレルってこんな感じ

日本のアパレルは、多くの会社がものづくりをします。そのために、本社のスタッフはデザイナー、企画の人も多く、とてもクリエイティブな雰囲気が漂う会社が多いのが特徴です。
おしゃれで自由な雰囲気の人が多く、MDの男性などは短パン、ビーサンで通勤する人も。ブランドによって雰囲気もだいぶ違いますが、会社の雰囲気やいる人々も、良い意味でややゆるめの人が多いかも…
もちろん、かっちりスーツの大企業の役員!というような人も会社によっては存在します。

また、販売員さんもおしゃれでカワイイ・かっこいい人が多く、自社の服を着てお店に立つことを楽しむことができて、趣味と実益を兼ねた仕事!と思っている人も多いようです。

商品面では、お店からの声・意見がものづくりに反映されることも多く、「こういうものが欲しい!」と販売スタッフから提案があり、次回の作品になる、という事もめずらしくありません。

外資系アパレルってこんな感じ

いっぽう外資系アパレルですが、やはり外資だけに本社は英語をバリバリ使うキャリアウーマンも多いようです。外人のスタッフも多く、公用語が英語、というオフィスも。
会社全体の雰囲気は、ものづくりをしている日本のアパレルと比べると、より企業っぽい会社が多いようです。

外資系の会社は本国の方針を日本で実行して行かなければならない、いわば植民地のような部分があるため、日本のアパレルと比べるとあまりゆるくない会社が多いようです。
また、ラグジュアリーブランドの販売員はブランドのカラーを守る為に、髪型や服装を細かく決められている、なんてことも。あるアメリカのメンズブランドでは、ヘアサロンまで指定されています!

こんな人が向いている!

それぞれ特徴のある日本のブランドと外資系ブランド、向いているのはどんな人でしょうか。

日本のアパレルに向いているのは…
■ おしゃれが好き!ものづくりが好き!
■ 日本の上下関係を理解できる
■ 服を安く買いたい。(社販、ファミリーセールのオフ率が高い)

外資系アパレルに向いているのは….
■ 英語を活かしてバリバリ働きたい
■ ブランドの世界観を壊さずに、体現できる
■ 外国に行きたい!(本社社員も販売員も本国に行ける可能性あり)

また、どちらにも共通しているのは、服が好き、おしゃれが好き、という事です。
おしゃれや服に興味のある人の方が、仕事への意欲も高くなるもの。
また、販売員は接客が好き、お客様とお話しするのが好き、というのもとても大事な要素です。
他の業界と比べて比較的賃金の低い人気業界のアパレル。向いているブランド、会社をしっかり見極めて、楽しく仕事ができるようにしたいですね。