社員割引の実情 自社ブランドの服をどれくらい安く買えるのか

- アパレル業界ニュース -
2014年11月23日

自社ブランド②

買いすぎ注意⁉ 嬉しい社員割引制度

アパレル業界で働くことの楽しみの一つに、そのブランドの服が安く買える社員割引制度があります。
販売スタッフがお店に来たお客様にアピールしたり、本社スタッフが打ち合わせや展示会の際に自社製品を着るだけでなく、素敵な服を社員に安く提供して、社員が会社に対する満足度を持つ事にも貢献する良い制度です。
自分が働いているブランドがとても好きなブランドの場合、その月のお給料の半分近く社員割引販売の購入にあててしまう、なんていう人もいるようです。
さて、そんな嬉しいアパレルの社員割引制度の実情はどんなものなのでしょうか。

自社ブランドの服を毎日着なければならないの?

アパレルで働く場合、自社ブランドの服を会社で着る機会は多いようです。
特に販売スタッフの場合、販売スタッフがおしゃれに着こなしているとお客様の目に止まり、売上げにつながる事も多くあります。毎日ばっちり自社ブランドの服を着なければならないようなブランドもあるようですが、多くのブランドは自社の服と他社の服をミックスして着こなしする程度でいい会社が多いようです。

一方、オフィススタッフの場合は、毎日自社の服を着る必要はない会社が多いようです。
展示会や取引先との打ち合わせ、スタッフのトレーニングなどの際にはバッチリ自社の服を着て、その他は好きなときに好きな服を着る、というスタンスのオフィスが多いようです。

どれくらいの割引で服が買えますか?

社員割引の割引率。こちらもアパレル志望の人には気になるところではないでしょうか。普通に店頭で売っているそのシーズンの正規価格の商品の場合、社員割引率は40-60%オフ、が大半のようです。
制服として自社製品を購入しなければならないような会社では、70-80%オフで購入できる場合も。好きなブランドならばとても嬉しい割引率ですね。
また、セール品もさらに40-50%割引になる会社もあり、とても安い価格で自社の商品を買える機会があります。

外資系ラグジュアリーブランドの場合は割引率が低くなる場合が多く、セール品をさらに社員割引する、というような事はあまりないようです。
国内アパレルの方が比較的安く自社ブランドの商品を購入できそうですね。

ファミリーセールも大活躍

多くのアパレル企業は、社員割引制度だけはなく、ファミリーセールでも社員が優先して購入できる場合が多くあります。
一般向けに行われるファミリーセールも、社員は一般のセール開始前に買いたい商品をセレクトできるなんてことも。自社製品をより着る必要がある販売スタッフが、社内の誰よりも優先して商品を選べる会社もあるそうですよ。
また、国内のアパレルではサンプルセールも時々行われ、500円や1000円などの破格な値段で良いサンプル品をゲットできる機会もあります。

社員割引活用術!

最後に、より効率よく社員割引を活用できるコツをご紹介しましょう。

■ 定番アイテムとシーズンアイテムを買い分ける
定番アイテムであるコートやパンツ、そのブランドを代表する商品は多少高くても買っておくととても便利です。あまりデザインが変わらないような定番アイテムを買っておくと、何かと着る機会があって役に立ちますよ。
また、シーズンアイテムは割引率の多いファミリーセールなどで揃えるのも一つの手。自分が売りたいアイテムは多少高いお金を払う価値がありますが、数シーズンしか着られないアイテムは安く買いたいですよね。

■ 他社ブランドとの組み合わせ
自社ブランドの値段が高い場合、ベーシックで安いユニクロやZARAなどのアイテムと自社ブランドのアイテムを合わせるのも良い方法です。
安く、楽しく、社員割引を活用しましょう!