2016年申年。皆さんはどんな一年だったでしょうか?
2016年3月25日(金)に新商業施設【ニュウマン( NEWoMan)】が新宿南口にOPENしました。 新宿の新たなスポットとなりました。
目まぐるしく変化するファッション業界でいろいろな形に変化するファッションのデザイン。2017年はどんなものが流行するのでしょうか?
まずは、2016年を振り返り、
・テロンチ
・ロングジレ
・スカンツ
・スキッパーシャツ
・ジョガーパンツ
・サボサンダル
・とろみシャツ
・リブニット
新しいファッション用語が増えていますね。すでに流行になっているので聞きなれたものが多いと思いますが、具体的にはどういうものなのか?を紹介していきたいと思います。
今回は、テロンチとロングジレについて説明いたしますね。
【テロンチ】
体にフィットするような感触のするトレンチコートのこと。 テロンとしたトレンチコート。※実用日本語表現辞典より
テロっとしたレーヨンやポリエステルなどの化学繊維素材を使った トレンチコートのことで、 動くたびに揺れるとろみのある素材感が特徴です。従来のトレンチコートに比べ、テロンチは軽くて羽織りやすく、かつ体のラインを綺麗に魅せるため女性らしさを表現できます。
「進化形アウター」「トレンチコートの進化形」 ともいわれているそうです。
そもそも、トレンチコートとはどんなものなのでしょうか?
トレンチコートの起源は、
「トレンチ(塹壕:ざんごう)」の称は、 このコートが第一次大戦で多く生じた泥濘地での塹壕戦で対候性を 発揮したことによる。※Wikipedhiaより
イギリスのバーバリーとアクアスキュータムの2社の製品がトレンチコートの元祖といわれ、現在でも有名です。
1930年代以降、実用性が高く、外観的にも機能美に優れることから、特に男性の冬のファッションにおいて定番の一つとなりました。
トレンチコートはどちらかというとしっかりした素材で、洗練されたシルエットのカッチリした男性的な印象のアウターであるのに対し、トレンチはしなやかで女性らしい印象のアウターであることがわかりましたね。
また、テロンチは従来のトレンチに比べ、どんな服装にも合わせやすいという利点があるようです。
また、このテロンチを最初に出したと思われるブランドが「株式会社フランドル」だそうで、株式会社フランドルのレディースブランド「クリアインプレッション」の16年春もので、トレンチと名付けたようです。
【ロングジレ】
わかりやすく言うと長いベストのようなものです。
そもそもジレとは、どういうものでしょうか?
基本的にインナーシャツとアウタージャケットの間に着る袖のない中衣をフランスでジレ《Gilet》、英語ではウエストコート、アメリカではベスト、イタリアではパンチオット、日本ではチョッキといわれています。
それぞれ言い方に違いはありますが、大きな違いというのはないそうです。
ジレ【Gilet】の原型は、15世紀後半頃からヨーロッパで着用され、17世紀の半ば頃まで男性用の上着として多く着用された「タブレット」と呼ばれるものです。
※フランス語ではプールポワン、英国ではタブレット・タブリットと呼ばれる。
1650年が頃に、流行によってタブレットは徐々に着丈や袖丈が短い物が主流となり、身幅が少しずつ狭くなったことで、アウターではなく、中衣として着用されるようになり、タブレットに変わって「カサック」とと呼ばれる防寒着が変化した「ジェスコール」という上着が主流となり、ジェストコールの前を空けたままにしてジレ【Gilet】が見えるように着て、上着の袖から中のシャツを出して着るというのが流行の着こなしとして定着しました。流行に伴い、ジェスコールがさらに細身なデザインとなり、袖もタイトになったため、ルイ15世の時代になるとジレ【Gilet】の袖部分がきつく邪魔になり、袖の無いものが流行し、現在も定着しているのです。
いずれも男性の洋服が流行によって変化し、女性のファッションとして取り入れられているのですね。