私は「あの時、こうすれば良かった」とはあまり考えないタイプであり、全ての選択において結果が良くなくとも「これが教訓になり、早く悪い経験が出来てかえってよかった」と自分の行動を良いように良いようにとらえます
これは無反省という事ではなく、反省はした上で、本当に心からそう思うので、話の相手によっては、それが凄くイラッとくるようです(笑)
ですから、およそ「後悔」とは無縁の男だと自分自身で思っていましたが、1冊の本を読んで「後悔」についての考え方が変わりました
「死ぬときに後悔すること25」
私が冒頭で書いたような現時点での「後悔」ではなく、死ぬときに「後悔」することとなれば、正に後悔だらけかも…
1000人以上の死を見届けた終末医療のエキスパート大津医師が言うには、人が人生の最後まで解き残す問題はだいたい共通しているそうです
それなら、人が必ず後悔することを前もって紹介し、元気なうちからやっておけばいいのでは!との思いから出版に至ったのがこの本です
リアルタイムで父親が終末医療にさしかかっている私には、「なるほどな~」「あぁ親父は、この事を後悔してるんやな~」とか大変参考になったと同時に、自分自身も今から取り組むべき事が具体的になりました
最後に本文で最も心に響いたのが下の文です
「明日死ぬかもしれないと思って生きた人間は、後悔が少ない。明日死ぬかもしれないと思う人間は、限られた生の時間を精一杯生きようとする人間であり、一日一日に最善を尽くそうとする人間である。一期一会を思う人間である。」
のんびり遊んで生きてる人は幸せそうに見えるけど、実は今際の時に後悔しないのは日々ド真剣に精一杯やり尽くした人なんですね