2009.07.29

マニフェスト検証②

昨日に引き続き、労働者派遣関連の民主党マニフェストの検証です

本日は日雇い派遣禁止について

日雇い派遣は雇用が不安定な労働者ばかりではないです

学生や社会人、主婦や個人事業主と、所得の足りない分を日雇い派遣で稼いでいましたよ

私は現場で日雇い派遣労働者として働いた経験があるので知っています

また転職、就職活動中って長期の派遣やアルバイトに就きにくいんです

なぜなら、正社員で仕事が決まれば、即入社しないと機会を逃す場合があるので、長期的な雇用契約をしていると身動きがとりにくいんですよね

かといって生活費は必要ですし、そんな時の日雇い派遣です

日雇いで働きたい人と日雇いの労働者が欲しい企業が直接やりとりするのは非常に難しいし、かえって危険です

今回の日雇い派遣禁止のきっかけとなった事件は、ビジネスモデルの問題では無く、運用する経営陣の資質の問題でした

禁止の方向で一番喜んでるのは、アングラ日雇い派遣会社という皮肉な結果でいいんでしょうか?

日雇い派遣の否定はしてはならないと思います

【民主党のマニフェスト】

39.製造現場への派遣を原則禁止するなど、派遣労働者の雇用の安定を図る

【政策目的】
○雇用にかかわる行き過ぎた規制緩和を適正化し、労働者の生活の安定を図る。
○日本の労働力の質を高め、技術や技能の継承を容易にすることで、将来の国力を維持する。

【具体策】
○原則として製造現場への派遣を禁止する(新たな専門職制度を設ける)。
○専門業務以外の派遣労働者は常用雇用として、派遣労働者の雇用の安定を図る。
○2ヵ月以下の雇用契約については、労働者派遣を禁止する。「日雇い派遣」「スポット派遣」も原則禁止とする。                                                    ○派遣労働者と派遣先労働者の均等待遇原則を確立する。
○期間制限を超えて派遣労働者を受け入れている場合などに、派遣労働者が派遣先に直接雇用を通告できる「直接雇用みなし制度」を創設する。

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